もうすぐ新年度！入社式、入学式等祝い事の多い季節。管理人ですこんにちは。

　今回は、冠婚葬祭時に押さえておきたい革靴と、日々の手入れ（靴磨き）についてです。

　

　上は手入れ後（靴磨き後）の革靴の様子です。革靴の中でも一番フォーマルとされている、黒の内羽根式ストレートチップと今回使用のシューケア用品になります。


　以下、靴磨きの手順（大きく３段階）を解説していきます。



１．汚れ落とし
　　→ブラッシング、リムーバー等使用した、古いクリームや汚れの除去

２．栄養補給
　　→シュークリーム等による、適度な水分と油分の補給

３．ツヤ出し
　　→ブラシや、クロスを使用した仕上げ磨き




１．汚れ落とし


　靴ひもを解く→ブラッシング（馬毛ブラシ）
　※目に見えないホコリまで落とすつもりで丁寧に時間をかけて実施する事をおすすめします。
 


　写真のものは、[コロンブス] columbus ジャーマンブラシ2 GMBR2 です。

　これは、適度なコシと弾力があり、価格の割には良いパフォーマンスをしてくれています。

 
　[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY ステインリムーバー300 3022 (マルチカラー)


 

　忘れがちですが、解いた靴ひもをステインリムーバーを含ましたクロスで軽く拭き取りましょう。


　

　ステインリムーバーを、ウエス（使わなくなった下着等で可）に染みこませ、さっと革靴にかけ、古いクリームや汚れを除去します。


２．栄養補給


　今回は、[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー 20241 (ブラック) を使用し、指で直接クリームを塗りこみます。

　指で塗りこむことで、クリームの節約と体温を利用した効率的なクリームの浸透効果を狙うことができます。



　指で塗りこむと、上の写真のように指の跡が付きます。クリームを入れた場所が一目で分かるのがポイントです。薄ーく気長にクリームを入れ込む感覚で実施してます。
 


　クリームをなじますために、[アールアンドデー] R&D 7031 プロ・ホワイトブラシ (マルチカラー) を使います。

　上のブラシは、面積が大きく、シュークリームを革靴に馴染ますのに適しています。靴の色ごとに３本所有していますが、個人的に一番コスパが良いブラシと感じています。６年たっても毛束がへこたれません。



３．ツヤ出し
 


　シュークリームでのツヤ出しの際のポイントとして、「水分をうまく使うこと」が挙げられます。革靴の発するツヤは、革靴の表面を蝋が薄ーく覆うことで光を反射させる原理をうまく利用しているためです。


　管理人はツヤ出しの馬毛ブラシをかける際に、暖かい息を革靴にはきかけその後すぐにブラッシングすることが多いです。特にトゥ（革靴先端部分）等部分的に光り方を変えることが可能です。





　レザーソールの先端にラバー補修工事を実施しています。ソールのお手入れは、（ブートブラック） Boot Black レザーソールコンディショナー （革底靴専用保革クリーム） で実施しています。

　上のレザーソールコンディショナーの有益性の過去記事はこちらの過去記事から。




　ブラシのツヤで十分であればそれでストップ。物足りなければ、クロスで仕上げ磨きを実施しましょう。上のグローブクロスは何回も洗えるので非常に汎用性が高いです。
靴磨き用クロス【M.MOWBRAY】Ｍ．モゥブレィ モウブレイ・グローブクロス (ブラック)




　靴ひもを通す前ですが、靴磨きが完了しました。この後ワックスで鏡面磨き（ハイシャイン）を実施する方は、　こちらの過去記事をご参照いただければ幸いです。



　ということで今回は、冠婚葬祭時に押さえておきたい革靴と、日々の手入れ（靴磨き）でした。皆様の入学式、入社式といった晴れの舞台が良き日になるように祈りつつ、最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。