もうすぐ紅葉ですね。管理人ですこんにちは。
今日は、レザーソールのお手入れ方法についてご紹介いたします。
上は、一般的な革靴のレザーソールの写真です。
靴の返りが確率されるまで、大体の革靴はつま先から削れていきます。削れたつま先の工事は別途記事にするとして、今回はレザーソールの正しいお手入れ方法をご紹介いたします。
今回、使用するシューケア用品は以下です。
(ブートブラック) Boot Black レザーソールコンディショナー (革底靴専用保革クリーム)
メーカーはなんでも良いと思いますが、リキッドタイプの簡単に塗るだけのものや、ミンクオイルを主成分とするものは、あまりお勧めできません。成分が固まり、革の呼吸を妨げることにより、通気性が損なわれたり
ソールの張替えをする際にこれが原因で非常に高くなることがあります。ソールを保護するということは、ソールに有効成分を浸透させて効果を発揮させるということです。
こういった点を考慮、かつ伸びが良いものという点で上の製品は高いですが優れておりますので、これを使います。何もケアせずにソールが早く削れるよりは、費用対効果は高いと思います。
さて、ではお手入れの手順です。ソールが濡れていない状態でお手入れします。
1.ソールの汚れ落とし
→乾燥した状態のブラシ(豚毛が良いでしょう)で細部まで細かく汚れを落とします。
特にステッチの部分など念入りにブラッシングしましょう。
参考:
M.MOWBRAY M.モゥブレィ ペネトレイトブラシ
2.レザーソールコンディショナーを、米粒ぐらい手に乗せて目立たない場所で試します。
ここで、このクリームの伸び具合や質感を確かめてから、次に行きましょう。
3.レザーソールコンディショナーを少量、ペネトレイトブラシに乗せ手早く伸ばす。
※ポイント:少量
片方の靴(ソールからヒール部分)で米粒2個分ぐらいでしょうか。これを手早く伸ばします。
これをもう片方のソールにも実施しましょう。お手入れ後は以下
多少の塗りムラが出ても良いと思います。くれぐれも重ね塗りするのはやめましょう。一番良いのは手早くムラなく伸ばすことなので、今回はブラシを使いましたが、新品の靴などはクロスの使用でも良いかもしれません。
ペネトレイトブラシの良いところは、凹凸、ステッチ部など、凸凹部分にも対応する万能性ということが言えます。
このあと、少し時間をおいてから乾拭きして完了です。乾拭きすることで、部分的な塗りムラの軽減を図ります。
ということで、今回はレザーソールのお手入方法のご紹介でした。くれぐれも晴れた日に履いてレザーソール独特のふかふかした感触を楽しむことをおすすめします。
ソールの手入れ頻度に関しては革靴の状態によりますが、あまり頻繁にすると成分が固まってかえってソールが硬くなる=削れやすくなるということは知識としてもっておきたいですね。
過ぎたるは及ばざるに如し ですね。
お手入れ後の革靴で歩いてみてください。歩く感触が違うと思います。
完全に自己満足の世界かもしれませんが、歩きやすい、自分で手入れをした愛着のある1足を履くことで気分が良くなり、結果的に仕事の生産性があがったり。。。するかもしれません笑
最後まで見てくださった方、ありがとうございました。