春も麗らかな今日この頃、いかがお過ごしですか?管理人です、こんにちは。
今回は、久々に
トリッカーズ(Tricker's)のカントリーブーツ(マロンアンティーク)のエイジングレビューです。
まだまだ、綺麗ですね。
もうすぐ
3年目に入ります。
日々のお手入れはもっぱらブラッシングのみです。
マロンはデニムとの相性が良いので、日々の服装に合わせやすいです。ベージュのチノでもなんでも、ロールアップをする場合も気分で選択できるため、この手のショートブーツは便利ですよね。
ソールの様子です。先端スチールにハーフラバーの工事を初期に行いました。
馬毛ブラシですが、
写真のものはコロンブスです。購入して半年経たないです。元々はコロニルのものを使っていましたが、印象としては、コロニルの方がフサフサしてボリュームがあるので、さっとかけるのに良いかなーという程度です。コロンブスのものは試している所ですね。
馬毛ブラシは、履く前、履いた後のケアのための必需品ですので、本数を持っていても困ることはないと思います。馬毛ブラシも適度に使い込むと、靴磨きの際のツヤ出しの際に非常に役立つアイテムになるので、仕上げ磨きが面倒だという方には色々と試してみることをおすすめします。
[コロンブス] columbus ジャーマンブラシ2 GMBR2
コロニル 馬毛ブラシ ブラウン
アッパーの様子です。フルブローグ、メダリオン(飾り穴)コバのステッチの様子です。トリッカーズの靴の製法として、伝統的に全ての工程を一人の職人で実施するというのは今も健在であって欲しいw HPにはきちんとアピールされているようです。
右と左の靴で履きジワが違うのが分かります。これは足の大きさや歩き方の癖が顕著に出てきていますね。こういう微妙な変化が楽しいですね。
管理人は色の経年変化を楽しみたいので、シュークリームは、モウブレイのニュートラルで靴磨きは変わりません。
[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー 20242 (ニュートラル)
靴の経年変化、
基本的にマロンは色が抜ける傾向にあります。これを楽しむためにニュートラル(無色)で手入れをし、色クリームは使っていません。
色抜けはサイド部分の履きジワなどに、結構出てきます。3年弱で上ぐらいです。トリッカーズのカントリーブーツは、最初ものすごく固いので、履きこみとともに馴染むまで時間がかかると思っている方が良いかもしれませんね。
靴の中(インソール)の様子です。
グッドイヤーウェルト製法の靴は、履きこみとともに、内部のコルクが足型に沈み込みます。トリッカーズの場合は、インソールに刻印された、英国王室御用達の紋章とロゴがカッコ良いですね。上質な牛ヌメ革を使用しているので、汗をよく吸ってくれます。一日中このブーツで歩き回っても、3、4日休ませるとまたさらさらな履き心地に戻ってくれます。
ヒールのアップ写真です。自転車に乗るとペダルがあたり、上のように削れます笑 このようなものを補色したければ、部分的に色クリームを入れると良いと思います。マロンの場合はもう
モウブレイのロンドンタンが一番しっくりと補色出来ると思います。
[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー 20248 (ロンドンタン)
ということで、トリッカーズ(Tricker's)のエイジングレビューでした。もうすぐ3年目というところで、かなりかかとの吸い付きが良くなってきている実感があるため、このブーツは大事に履きこもうと思います。
スチールもだいぶ削れてきました。
先端スチール工事の過去記事はこちら
それにしても、購入したときは、円高だったのですが、一気に円安になり、購入単価が高くなっています。これは輸入品全てに言えることなのですが、革の原材料費も高騰が続いているようです。
消費者にとっては厳しいですが、こういう時代だからこそ、日頃の手入れで長持ちさせたいですね。最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。