もうすぐ秋です。管理人です。こんにちは。
今回は、レザーソールのつま先スチール補修について記事にしたいと思います。
上は、レザーソールの革靴にトライアンフという台形型のスチールを入れたものです。この補修のメリットとして、つま先から削れやすいソールの耐久性を強化し、ソールの交換時期を伸ばすことが挙げられます。デメリットとしては、滑りやすくなることと、歩行時の感覚を掴むまでに時間がかかることが挙げられます。
ところで、そもそもなんでスチールが必要??という問いに対して万能の答えはなく、それぞれの人のニーズによる所が大きいとの所感です。一般的にグッドイヤーウェルト製法の革靴は、ソール減りに対して、オールソール交換が出来るのが魅力の一つです。が、これは自分でするのがほとんど一般の人では難しいため、修理屋さんに頼むことになります。その際の値段は業者によってまちまちですが、1万円程度はかかると考えておいた方が良いでしょう。
また、スチールを入れることによる、歩行時の感覚の話も考慮しておきたい所です。アスファルト歩行時など、金属音が鳴ります。また、滑りやすくなります。特に床が濡れているシーンや、雨の日は危険なので履かないのが賢明です。後述しますが、ハーフラバーとセットにすることで、滑りにくさと、より耐久性を持たせることもできます。
と、少し前置きが長くなりましたが
ランニングコストにあまりお金をかけたくないけど、レザーソールは楽しみたいという人に向けたメニューはおおむね以下3点と考えています。
◆購入の際につま先スチールを入れる
→2千円~5千円程度
◆そのまましばらく履いて、つま先が削れてきたタイミングでラバーの補修を入れる
→500円~数千円程度(つま先のみ)
※ラバーは接着剤で取り付けるだけなので、何かのタイミングでとれることがあります。
◆そのまましばらく履いて、つま先が削れてきたタイミングでスチールを入れる
※状況によっては、難しい場合もあるようです
大きく上の3点を頭に入れておけば、例えば買ったばかりの革靴のつま先が削れていく現象に対しても、もう少し履いてラバーで補修するか、、早めにスチールを打つか、、と選択できるため、精神的に楽になります。ただ、靴の修理屋さんのメニューによっては、スチール補修を取り扱っていないお店があるので注意が必要です。
かく言う管理人も、上のトリッカーズのカントリーブーツの補修(つま先スチールにハーフラバー)を2012年にしてもらいました。こちらは、ビンテージスチールというスチールです。台形型のトライアンフに対して、こちらはすっきりとしたフォルムとなっています。
同じ業者に削れたスチールの打ち直しを頼んだ所、今は対応が難しいとのこと。
繰り返しになりますが、スチールを入れることで滑りやすくなります。このため、ハーフラバーとセットにすると例えば雨の日でも割と安全に履くことが可能です。また、ほとんどソールに神経を使わなくてよいので精神的に楽というのが、3年このブーツを履いてきた所感です。
スチールの打ち直しをしてくれるお店を探しているところですが、まだ余裕があるので、このまましばらく履いても良いかなと思っています。気温も下がってきたところで、ショートブーツの似合う季節になってきましたね。
ということで、レザーソールのつま先スチール補修についてでした。ソールの保護に関しての過去記事はこちらから↓↓↓
【革靴】レザーソールのお手入れ Boot Black レザーソールコンディショナー(革底靴用保革クリーム)
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。