さて、このブログのメイン記事シューケア用品紹介、馬毛ブラシの役割からご覧になることを
お勧めします。
http://kawagutsu.blog.shinobi.jp/%E3%82%B7%E3%83%A5%E3%83%BC%E3%82%B1%E3%82%A2%E7%94%A8%E5%93%81%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%80%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B7%E7%B7%A8/%E6%89%8B%E5%85%A5%E3%82%8C%E7%94%A8%E5%93%81%E7%B4%B9%E4%BB%8B%E3%80%80%E2%91%A0%E9%A6%AC%E6%AF%9B%E3%83%96%E3%83%A9%E3%82%B7%E3%81%AE%E5%BD%B9%E5%89%B2馬毛ブラシの役割
さて、管理人の現在所有しているシュークリームは以下の通りです。
M.MOWBREYのシュークリームが多いです。色が分かりやすいようにキャップを空けて撮影しました。色のバリエーションは、持っている革靴の色に依存してきます。
まず、シュークリームの選び方ですが、これはもう自分が好きなメーカーのものを選んでください笑
私は、シュークリームの伸びの良さと、つんとしたにおいがしないことが気に入って、M.MOWBREYを使用しています。色のバリエーションも豊富です。
さて、ここから今回のメインです。シュークリームの役割とは?
一言で言ってしまえば、革に適度な水分と油分を補給することで、革のコンディションを保ち自然なつやを出すためのもの。 です。
靴磨きの際の留意点としては
◆靴をすっぴんの状態にしてからシュークリームを入れる
◆クリームを入れすぎない(指で入れると入れすぎ予防になります)
◆色クリームを入れる際には、靴の色より若干薄い色を入れる
→茶系にはライトブラウンは何かと便利です。
ではデリケートクリームとシュークリームの違いは?
上の左がデリケートクリーム、右がシュークリームです。
[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY デリケートクリーム 2026 (ニュートラル)
[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー 20242 (ニュートラル)
成分に着目してみましょう。
◆デリケートクリーム・・・ラノリン、油脂、有機溶剤
◆シュークリーム・・・ろう、油脂、有機溶剤
※いずれも、M.MOWBREYの場合
ラノリンという成分は、前回のトリッカーズを履き下ろす前に紹介した通り、革を柔軟にする効果があります。また、デリケートクリームの成分のほとんどは水分です。このため、乾燥気味の靴や、新品の靴にデリケートクリームを入れると、手軽に革のコンディションをアップさせることができます。
しかし、デリケートクリームだけでは、靴に自然なつやを与えるのは少し困難です。なぜか?
デリケートクリームには、つやを出すための成分、ろうが含まれていないためです。
革靴の自然なつやを演出しているのは、革をとても薄いろうが覆うことで、光を反射するためです。靴磨きとはよく言ったものです。女性の化粧に例えると、分かりやすいかもしれません。
◆メイクを落とす、洗顔←ブラッシング、ステインリムーバー等の役割
◆洗顔後の保湿 ←シュークリームを入れる(ダメージのひどい際は
デリケートクリームを先に入れて、一日待ってシュークリームを)
◆メイクをする ←シュークリームのろう成分を有効活用、好みでワックス
まさにろうが革靴を化粧し、靴を履いている際のほこりや汚れ、少しぐらいの水ならはじいてくれるため、定期的な靴磨きは重要なのです。手入れされている革靴であれば、雨雪によるしみや、ダメージからの回復も早いです。
なお、成分の有機溶剤を嫌われる方は、有機溶剤を使用していないシュークリームを使用してください。ただ、高いです。管理人は使用したことがありません。
これいいよ、などありましたら、コメントいただけると幸いです。
さて、次回はワックスについてなのですが、管理人はあまりうまくこれを使えません。どうしよう。。。