最近、空がかすみがかってますよね。何が飛んでいるんだ。こんにちは、管理人です。
今回は久々に、
靴磨きの記事です。
手入れ前です。一見つやっとしてますが、ほこりが少しあります。
トリッカーズ(Tricker's)カントリーブーツ マロンアンティーク。購入後1年2か月ぐらいです。
もう、暑いのでほとんど履く機会はなかったんですが、しばらくクリームを入れていないので久々にやっていきますよー。
まずは紐をほどきましょう。
紐ですが、だいぶダメージがきてます。
それでは、約15分ぐらいをめどに。
1.馬毛ブラシでのブラッシング
目に見えないほこりまできちんと落としましょう。
革の表面の通気口を確保します。ポイントは力を入れすぎないことと、馬毛ブラシの角度を微妙に変えながら、コバや、ステッチの部分など細かい所までブラッシングしましょう。
馬毛ブラシでのブラッシング後です。ブラッシングするだけで、手入れ前よりツヤが出ているのが分かります。
さて、ここから靴をすっぴんにしていきます。今回の靴磨き道具は以下です。
(M.モゥブレィ)M.MOWBRAY ステインリムーバー60 (クリーナー)
M.MOWBRAYエムモウブレイテレンプこげ茶
M.MOWBRAY M.モゥブレィ ペネトレイトブラシ
[アールアンドデー] R&D 7031 プロ・ホワイトブラシ (マルチカラー) [エムモゥブレィ]
M.MOWBRAY シュークリームジャー 20242 (ニュートラル)
靴の経年変化を楽しみたいので、入れるクリームはニュートラル(無色)でずっと手入れしております。
キズの補色などはロンドン・タンを入れることもあります。
2.グローブクロスにステインリムーバーを含ませ古いクリームを除去
少量含ませたら、優しく靴を撫でて、古いクリームと簡単な汚れを取りましょう。
力を入れてごしごしするのは、革に負担がかかります。あくまでもソフトにするために、ふかふかのグローブクロスを汚れ落とし用に使っています。これは本来仕上げ磨き用で使われている方が多いようですね。
上の写真の向かって左が、処理後です。古いクリームがなくなりつやがなくなっているのが分かります。
3.ブーツにシュークリームを入れる。
メダリオン(飾り穴)がある靴にはペネトレイトブラシが便利です。上のように少量つけます。
クリームの入れすぎを防ぐために、何か所かポンポンつけていき、手早く伸ばしましょう。
指で入れた方が、クリームの節約になります。が、上のようなメダリオンがある靴はこのブラシが便利です。
両方の靴にクリームを入れた直後。さーこれからツヤを出していきますよ。
4.
プロホワイトブラシ(化繊、こしがあります)でさらにクリームを全体になじませます。
コバの部分も忘れずにブラッシングしていきましょう。
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アフター ビフォー
プロホワイトブラシでクリームを全体になじませた直後、この段階で少しだけつやが出てきます。
クリームをより浸透させたい方は、ここで一晩寝かせましょう。私はせっかちなので3分おいて仕上げ磨きにかかります。
5. 仕上げ(馬毛ブラシ)で撫でるように靴を磨いていきます。
馬毛ブラシでの仕上げ磨き後です。
少しピントが甘いのですが、革の発色が良くなったのと、自然なツヤが出ました。さらにピカピカにしたい方はここから少し水を使いながら、クロスでじっくり磨いていけばよいと思います。あと、コバにキズがあったりしますが、今回は放置してます。
ヒール部分と横部分。ブーツ特有の履きジワが出て楽しいです。
ということで、今回は久しぶりに靴磨きの記事でした。履かない靴でも、定期的に(靴のコンディションを見て決めてください)クリームを薄く入れたり、ブラッシングをして、革のコンディションを良く保ちましょう。長く履きたい靴は特に気を配ってあげたいですね。 最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。