さて、やっと雨が降ってくれましたので、国産の革靴(1万円程度、5年ぐらい)での雨のレビューです。
出陣前です。(防水スプレーをしていません。)
ブラッシングをして出陣。
歩きだしてしばらくすると、雨が少し強くなってきました。
駅まで大体20分ぐらい、下の写真は道中での様子です。
小雨から、少しざーざーっとしたときに撮りました。スラックスにも雨が跳ねています。
肝心の革靴はというと、雨をうまくはじいてくれています。
定期的にクリームを入れて手入れをしていれば、小雨から普通の雨ぐらいなら防水スプレーなしで大丈夫でしょう。なお、茶系の靴は雨の日に履かないのが賢明です。
駅や、職場ではじいている雨を拭ってください。携帯用のブラシがあればいいですが、ハンカチでもティッシュでも何でもいいと思います。はじいてくれている雨も時間が経てば革靴へ染み込みます。
さて、帰りも少し雨が降っていました。帰宅後です。
右の写真の通り、少し泥が混じっています。ですが、全体的には浸水しておらず。部分的に少し濡れているなーという印象。
この程度であれば、馬毛ブラシと豚毛ブラシでブラッシングしましょう。
まずは、シューツリーを入れましょう。この時、靴の中に浸水している場合は新聞紙を入れてください。ぎゅーっと入れるのではなくある程度空気が通るように入れるのがいいようです。
馬毛ブラシで全体をブラッシングして、泥と水を落としてしまいましょう。
その次に、ソール(靴の底)についた土や泥を、毛が固い豚毛ブラシでブラッシングし、落とします。
向かって右がソールのブラッシング後、雨でぬれていますが、ラバー(ゴム底)なので放っておいて大丈夫です。気になる方は、新聞紙などで吸水しましょう。
さて、重要なのは、処置後の革靴です。なんだかんだで、水を吸っています。今回はそこまで浸水していないので、下のように風通しのいいところに斜めに立てかけましょう。
このまま2~3日、日が当たらない所で自然乾燥ののち、クリームを入れて栄養補給してあげましょう。
なお、自然乾燥とともに、革靴の表面に塩が吹いてくる場合があります。これは、足の発する汗が年月とともに革靴に染み込んだものです。この場合は、革を水で丸洗いするのが効果的です。実際、今回レビューの革靴も去年、サドルソープを使って丸洗いしました。これについてはまた、別途記事にする予定です。
今回は、軽度から普通の雨の時の対処法でした。
一口に雨といっても、革靴への浸水具合、泥の撥ね具合などで多少、対処が変わってきますが、基本は日常的な手入れによる予防と、帰ってすぐの事後処理なのだと思います。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございました。