春ですねー。桜が綺麗な季節になってきました。茶系の革靴が活躍するシーズンです。
冬の間、履かずに放置していた方のために、今回は少し手入れの間隔があいてしまった時の対策です。手入れ前写真は以下です。
乾燥してますねー、この革靴は2か月ぐらいクリームを入れていなかったので、アッパーのカーフが、かさかさっとしてます。
では、シューツリーを入れてお手入れしていきましょう。
まずは、靴紐をほどきましょう。馬毛ブラシでブラッシングしていきます。靴全体をブラッシングして、ほこりを落としてしまいましょう。特に羽根の部分はほこりが溜まりますので、念入りに。
ブラッシング後、ステインリムーバーを少量グローブクロスにたらし、古いクリーム等、汚れを落としましょう。ささっと撫でるように拭きます。
ここで革の状態をもう一度みます。乾燥気味であったのは目視で分かりましたが、羽根の内側など、予想以上にくたっとしており、今回は
シュークリームではなく、デリケートクリームを使って
保湿することにしました。革のコンディションを上げるのが目的です。
本ブログでおなじみの、モウブレイのデリケートクリームです。指で丁寧に入れていきましょう。
デリケートクリームの成分はほぼ水分です。伸びるのが早いので、ある程度伸ばしてから指で入れ込む、押し込む感じですると、靴に入れるクリームの量が分かるでしょう。入れすぎには注意してください。
デリケートクリームを入れた後に、プロホワイトブラシ(化繊ブラシ)で均一になじませます。また、レザーソール用のクリームを持っていれば、ソールをブラッシングした後に添付すると、持ちが良くなります。持っていなければ、デリケートクリームを入れましょう。
忘れがちですが、コバの部分にも入れてください。ひび割れなどのトラブルに遭遇しにくくなります。
最後に馬毛ブラシで全体をブラッシングして、今日は終わりです。
靴に潤いが戻り、革の発色が若干良くなったかな。
今回は、特に乾燥した靴のお手入れ方法でした。革がくたっとしてるなーというときには、デリケートクリームでの保湿をお勧めします。
春は茶系の革靴が活躍します。グレーのスーツに茶系の革靴は鉄板コーデですよね。ベルトも茶系でまとめたいですね。最後まで見てくださった方、ありがとうございました。