さて、今回は久々にトリッカーズ(Tricker's)の記事です。
昨年の今頃購入しました。丁度1年というところですね。写真をドン
4月中旬ぐらいに履いてから、ひもをほどき少し休ませていました。馬毛ブラシで軽くブラッシングした後の写真です。
べロアの部分などいい感じにくたっとしてきました。
甲の写真です。ブーツツリーを入れて履いたらこの程度で治まるという感じでしょうか。あまり深い履きシワは入りません。1か月に1~5回程度履いています。
一方、サイドの写真は、ブーツ特有の深いヨコに伸びる履きシワが出ています。また、この部分の色がかなり抜けてきているのが分かります。
まだまだ、経年変化には程遠いですが、色の経年変化を楽しみたいのであれば、お手入れはニュートラルのクリームで実施されることをお勧めします。
[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー 20242 (ニュートラル)
※amazonさんより拝借
管理人は専らこれを使います。
サフィールやコロンブスを使っていたこともあります。
両メーカーとも新商品を投入してきたり楽しいのですが、結局クリームの伸びの良さと臭いのきつくないモウブレイを使っています。ビンのデザインも気に入ってます。これは完全に個人の趣味です。はい。お好みの物で手入れされるのが良いと思います。
なお、そうはいってもコバなどに不本意な大きなキズが出来たりするので、そのための補色に下のクリームを使用することがあります。(コバインキは怖くて使えません。すいません)
マロンにはロンドン・タンがいいようですね。ミディアムブラウンだと少し濃いです。ライトブラウンだと薄すぎます。補色したい部分に薄く塗ります。指で押し込むように入れると良くなじみますよ。
[エムモゥブレィ] M.MOWBRAY シュークリームジャー 20248 (ロンドンタン)
※amazonさんより拝借
さて、戻りましてトリッカーズです。
少し遊んでみました。ブーツツリーを取り出すところです。
ブーツツリーに関しては、どういう風に経年変化させたいかで、使用するかしないかが決まるでしょう。
一般的にビジネス用の革靴などは、使用後シューツリーを入れます。靴の粗熱を取り、汗が蒸発する際に革靴が型崩れするのを防ぎます。
ブーツツリーの用途もこれとほぼ同じと考えて良いと思います。決してマストアイテムではないと思います。
むしろ、トリッカーズのようなダブルレザーソールや、履き始めが固いブーツは靴のかえりを作るまでが大変なので、いちいちブーツツリーを入れるよりは、何もしない方がいいかもしれません。
ですが、綺麗に経年変化(エイジング)を楽しみたいといった方には需要があるでしょう。管理人はそっち派です。
使用しているもの、サイズなど需要があるかもしれないので一応紹介しておきます。
MILLENNIUM ミレニアム シダー ブーツ ツリー41
※amazonさんより拝借
管理人のサイズはUK6に対して、ミレニアムのブーツツリーのサイズは39で丁度良いテンションです。また、このブーツツリーは下の写真のように甲の幅を広くすることができます。
片足につき、3本の穴が空いており、真ん中の穴はねじ穴になっております。ここをドライバーで回すことで、甲のテンションの調整ができます。私はブーツに合わせて、間1.5smぐらいに広めました。
使用感ですが、割と良いです。
①手触りがさらさらしている
②シダー材特有?の臭いのおかげでブーツの消臭効果が期待できる。
→1年使って、木の臭いは当初より弱まりました。
③ニスを塗っていない
④かかと部分を押し込むように正しく使用することで、型崩れ予防ができる。
⑤かかと部分の大きな穴のおかげで、着脱が容易。
さて、ブーツツリーの紹介が終わったところで今回は終わります。
次回、ブーツにしてきた工事(ハーフラバー、つま先スチール、ヒールの交換)などを振り返りたいと思っています。
最後まで読んでくださった方、貴重なお時間をありがとうございました。